プレス機を回す必要があったので、
今年初めて工房に行きました。
年賀状刷り増しの必要が出たからです。
長いこと銅版画を制作していますが、
年賀状には一度も利用したことがありません。
理由はめんどくさいからです。(笑)
時間もかかります。
何に時間がかかるのかと言えば
インクを盛り、それをまた拭き取るという作業が
暮れの忙しい時期には向きません。
にもかかわらず今年の年賀状はプレス機を使いました。
エンボスというものを利用したのです。
いままでどうしてこの方法に気づかなかったのか
不覚でした。
エンボスだと100枚以上だってあっという間です。
ごあいさつの文章もすべてエンボス加工です。
一つだけ心配なことは
真っ白な画面の真っ白な文字に
気づかない方がいたかもしれないということです。
まぁそう思うのは薄い文字や小さな文字が
めっきり見えなくなったお年頃の私だけかもしれませんが。
版画工房