今日は一日アトリエにて版画の刷り作業。刷りのときは職人に徹します。一度発表してしまい、運悪く売れてしまったものは、決して直そうなどと思ってはいけません。あくまでも版に忠実に。そう、版の奴隷にならなければ行けません。アーティストの心は封印しなくてはなりません。ですからこの作業は肉体労働です。作家と職人。版画制作にはこの二つが必要なのでややこしいのです。でも、職人に徹していると作家の弱点も見えてくるので、それも面白いのです。その弱点をもう一人の自分に教え、次の作品に生かす訳です。
あぁ、疲れた。
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