版画を作ったら、そのデータを記録する用紙に必要事項を記入します。用紙といっても市販のものがある訳もなく作家がそれぞれ工夫をして作ることになります。制作年やエディション記録等を記入していくものです。いわば、版画の戸籍簿のようなものです。ちなみに僕の記録簿は、通し番号から始まり、タイトル、日付、サイズ、エディション、版材、技法、用紙、インク、価格、発表、収蔵、それとエディション記録と制作記録などが記入できるようになっています。あと作品写真が添付できると完璧です。どこへお嫁に行ったかまでの消息は分かりませんが、何部刷ったかは記録しておかなければ大変なことになります。いわば限定出版なので面倒ですがやらなければならない作業の一つです。
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