版画を作っている間には待つ時間が結構あります。露光をしている間。現像している間。紙を湿し寝かしている間。腐蝕液に浸けている間。インクを詰めるため版を温めている間。それぞれ時間の差はありますが待つのも作業の一つです。待つ間の必需品はタイマーと文庫本です。タイマーをセットして待つ訳ですが、用意する本は面白すぎると問題があります。時間を無視して読み続けてしまうからです。どんなに面白くてもタイマーのブザーが鳴ったら直ちに本を閉じる勇気が必要です。
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