実はここ3年ほど本格的な銅版画からは少し離れた仕事をしていました。フォトポリマーグラヴュールに比重を置いていました。来年の個展に向けて銅版を再始動させ、雁皮刷りの必要から久しぶりに雁皮紙の注文をしたところ、なんと今まで使っていた手漉きがなくなったとのこと。かなり前から雁皮紙を漉く職人さんの高齢化が心配されていましたがやはり来たか、といった感があります。機械漉きとなった見本を見てから再度、注文をかけるつもりですが、機械漉きは均一すぎて味気ないんですよね。
アトリエに残っている手漉き雁皮紙は貴重なので大事に使います。
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