今回の個展では新作版画とともに、6、7点のオブジェ作品(ほとんどはBox)が並ぶのですが、これらの作品はすべて個展では初めて見せるものです。立体作品は平面作品よりも強い存在感を持ちます。あるイメージに沿って作られたものではありますが、実際にそこに「在る」という現実感を伴うからです。現実に在るにも拘らず、その中に非現実のもう一つの世界というか、物語を綴っているので、強い存在感が生まれるわけです。モノに託す思い入れもかなり強いものがあります。必見です。
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