
あっ?こんなところでお会いするなんて、
なんて幸せなのでしょう。
そうですよね、ここにいらしてたことを
すっかり忘れておりました。
ワタクシとしては不覚でした。
もう、あなたにお会いできただけで、
ここまで来た甲斐があったと言うものです。
確か、亡くなる前年にご自分を
あのエル・グレコのように描かれたんでしたね。
そうそう、グレコさんもご一緒でしたね。
倉敷にある大原美術館で
中村彝の「頭蓋骨を持てる自画像」(1923)に会って来ました。
画家を志し、石膏デッサンに明け暮れていた十代の頃
中村彝の存在に触れ、夢中になりました。
やっぱりワタクシにとって中村彝と言う画家は特別です。
原点と言うか、指針と言うか、
まぁ、そのなんですか初恋の人のようなものです。
もっとも中村彝は男ですが(笑)
それにしても大原の旦那のお金で
虎次郎さん、好きなように集めたもんですなぁ〜。
うらやまし〜い。
こんな買い物してみたい。
■小雨降る倉敷の大原美術館