ドアを入ると左側に空席を発見。
約1m50の距離。三歩も踏み出せば、確実に座れるハズだ。
と思った瞬間に、およそ5m先の奥のドアから
猛ダッシュして来たハタチ前後のお嬢さん。
ワタクシが腰を下ろそうとしたその時、
舞の海のように下をかいくぐって、魂のリザーブシートに滑り込む。
やっぱり、三倍の年の差には勝てません。
唖然となった揺れる心を、何もなかったかのような作り笑顔で、
二三歩横にずれ、つり革にぶら下がるワタクシ。
窓に写ったこの世の不幸を全部背負っているかのような惨めな顔と
若い舞の海を見比べて、
なぜ譲らないと心で嘆く画廊からの帰り道。
座りたかったなぁ、
まぁ、それだけ若く見えたのサ、と思うことにしておきましょ。
連日の慣れない営業スマイルで倒れそうです。(チョッとオーバーか?)
それでも渋谷から横浜まで出れば、慣れ親しんだ横須賀線。
流石にローカル線、座れたもんね。
木曜日のツアーガイドのために、ルノワール関連の本を読む。
あっ?そうそう、今週はバスツアーのガイドを頼まれておりまして、
なんでもルノワールを見に出かける 40人の方々に同行することにあいなりまして。
バスの中でお話をするハメに(泣)
どうなることやら。
ここで一句
「モジリアニ、今じゃすっかりルノワール」
わっかるかなぁ?
〈業務連絡〉次回の個展会場、在廊は30日の日曜日となります。
そろそろ桜が咲く頃でしょう。井の頭公園でお花見がてらにお出かけください。
Gallery惺SATORU