ワタクシ、普段から寡黙を通しているので
人前ではペラペラとお喋りはしません。
ましてや自作について語るとなると
ボロが出てしまうので
画廊個展の時など、極力人と会わないようにしています。
でもね、良い作家はおしなべて話が上手いのです。
そして、しっかりと自作について語ることが出来るものです。
東京国立近代美術館で行われている
「プレイバック・アーティスト・トーク」展を見て来ました。
2005年以来にコレクション展に展示された
日本人作家12人の展覧会です。
これが思いのほか面白かったです。
展示とともに15分程度にまとめられた作家の話が
会場に設置されたモニターに流れているのですが
どなたの話もなかなか興味深く聞けました。
と、言っても全員分を聞く時間はありませんでしたが。
12人の作家は以下の通りです。
秋岡美帆、岡村桂三郎、児玉靖枝、小林正人、鈴木省三、辰野登恵子、
堂本右美、中川佳宣、長沢秀之、日高理恵子、丸山直文、山口啓介。
なかなかいいラインナップですね。
また、久しぶりに見た常設も、
展示方法がリニューアルされていて
とても見やすく、優れた展示空間でした。
日本の美術館には数少ない常設展示だけでもかなりの満足です。
国立近代美術館/プレイバック・アーティスト・トーク展