渋谷のスクランブル交差点で
何百人という人が一斉に動き出したとき
その人の多さに圧倒されながらも
それでも顔見知りが一人いたりすると
その中から見つけられたりするので不思議です。
今日、ムサビの三回目の講義を終えた帰りに
新しくなったと言う都美館へ寄って来ました。
日本版画協会展を見に行くためです。
なんでも今年は80周年を迎えるのだそうで、
かなりの数の海外作家作品を特別展示していました。
普段の公募展とは一味違うものとなっていました。
しかし、会員の作品を合わせるとその数はかなりの量になっておりました。
めまいを起こしそうな数です。
それでも、不思議なもので渋谷の交差点のように
知った作家は目に付くものです。
それが、きっとオリジナル性と言うものかもしれません。
ただ、若い作家はあの中で目立つことは至難の技でしょう。
反対にどのように自分の作品が見えるのかを確認するには
もってこいの場所かもしれません。
出かけるまえに研究室で見せて頂いた
プロモーションビデオ(?)がなかなかよくで来ておりました。
そして、DMが気になって渋谷のギャラリエアンドウへ、
板橋さんの展示を見て来ました。
今まで工芸作家だろうと勝手に思い込んでいた作家の磁器を使った
彫刻は見応え十分です。
高い技術に裏打ちされた、洗練されたフォルムは
超一級品です。
真っ白な磁器から発せられる色香は必見です。
なんだか今日は疲れたな、と思ったら、
昨日のブラジル戦のせいかもしれないと、ハタと気がつきました。
少しはいけると思ったんですがね。
日本版画協会
ギャラリエ・アンドウ
■写真はあまり新しくなった感じのしない都美館です。