オルセー美術館で開催されていたドガ展はなかなかの好企画でした。
「Degas et le nu(ドガと裸体)」と題されたこの展覧会は
ボストン美術館との共同企画とか。
ドガの裸婦に焦点を合わせ、彼が影響を受けたであろう作家の作品や
彼に影響を受けたと思われる作家の作品も多く展示され
結構見応えがありました。
中でも最も興味を惹かれたのは数点のモノタイプ版画でした。
初めて見る小さな画面に、あぁこれだけも充分だ。
と、思わされる作品でした。
ところで、2年半前に来た時は写真撮りOKだったのに、
全館撮影禁止になっておりました。
この美術館で取材した彫刻のイメージをもとに、
何点か作品が立ち上がっていたので、残念です。
それにしても、オルセーの近代絵画の所蔵数の多さに
何度行っても、お腹いっぱいで動けなくなります。
■写真はオルセーの前