夕方、工房の近くを通るとあたりが騒然としていました。
消防車が何台も我が工房の前に止まっているのが見えるではないですか。
えっ?なに?そんな?
銅版画の刷りの時、版を温めるための電熱器のスイッチを消し忘れた?
それとも、数多くの火気厳禁の溶剤が自然発火でもした?
おいおい、焦るワタクシ。
車を近所のスーパーの駐車場に置き、
もつれそうになる足で、猛ダッシュ。
工房に到着すると、どうやら工房の斜め向かいの家のようです。
なんでも、お年寄りが住んでおられる家の天井の漏電が原因とか。
幸い、ご本人はデイサービスで出かけていたとかで無事だったそうです。
また近所の町内消防団の素早い対応もあり
大きな被害にはならず、延焼もなかったようです。
毎日出かける訳ではない、借家の工房を持つと、
サイレンの音がするたびに、気になってしまいます。
工房はかなり骨董価値のありそうな建物です。
昔の商店街、建物同士が密着しています。
いつも気をつけてはおりますが、
油断大敵。
チョット焦った夕方でした。