時々テレビなどで、町のスゴ腕職人などと言う方が
紹介されたりするのを見ると、
たまらく、カッコいいなと思います。
小さな町工場などで、
その方にしかできない凄ワザを見せられたりした時は、
もう、たまりません。
自分の仕事を振り返り、あそこまで妥協しない自分はいないな、
とか、もっと誇れるような仕事をしなければこりゃダメだな。
とか、反省しきりです。
私の仕事は版画作品作りが主なもので、
アーティストのイメージをもう一人の職人の自分がカタチにするようなお仕事です。
ですから、職人気質もとっても大きな要素なので、
職人と呼ばれる方々に憧れを抱くのです。
ただ、難しいのは職人としての最高の技術を持っていても
アートにはならないし、
アーティストとしてのあふれる情熱だけでは
感動を与える作品は生まれないので、なかなか厄介です。
そこにはイメージをカタチにするブレない強い意思と
雰囲気に流されない冷静な判断力が必要です。
良い作品を作りたい。
ただそれだけです。