暫く作ることが出来なかった。
昨年の二月から今年の春まで
怒涛のような展覧会が続いたせいでもある。
無性に絵が描きたいとの思いが沸き上がり
工房に籠もって今日、一日で30点程のドローイングを描きあげる。
何故か岩のような人物ばかりだ。
描き手のアタマが硬いせいもある。
いつも、版画などと言う間接表現を持って作品にしていると、
時々、無性に直接筆を持ちたくなる。
出来たものを一気にここに紹介しようかとも思ったが、
やめておく。
描き手の熱が冷めない内に見せてもロクなことがないと知っているから。
人に見せるには半年以上は寝かせないと、本当の判断が出来ない。
暫く、ドローイングを続けたいと思う。
気が向いたらキャンバスに向かうかもしれないし、
版画の新しい挑戦をするかもしれない。
とにかく、新しいことがしたい。