カメラマンのニシムラヒロシさんから
横須賀美術館での展示記録写真が送られてきました。
ほとんどの個展記録は彼にお願いしていますが、
今回は普段のギャラリー展示より広い美術館なので
広角レンズで撮って下さったようです。
広い空間がよりいっそう広く見えます。
個展などの展示には一点一点のクオリティーも大切ですが
全体をどう見せるかはもっと大事な要素です。
全体を見せるとは、人がその空間に身を置いた瞬間、
作品全体から、目ではなく、身体で感じる空気感のようなものです。
できれば、そこは部屋の外とは全く違った波動で満ちあふれ、
心の奥底に語りかけるような空間にしたいと願っています。
が、なかなか難しいことです。
それでも、何人もの知らない方々からの
うれしい書き込みがサイン帳にあったりするのを見つけると
こんな仕事でも、続けていて良かったな、と思うワケです。
■写真は広角レンズのため作品が横長になっています。
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