十数年前にお嫁に行った立体作品が
何かの事故でしょうか、
ボロボロになってコレクターから画廊に届けられてきました。
なんでも、引越しの時に壊れてしまったとか。
状態を見た瞬間、「ありゃ〜」と絶句。
かなり大掛かりな手術になりそうです。
自身の入院や手術はベテランのワタクシですが、
作品の手術は初めてです。
近いうちに工房に入院させ、大手術です。
元の写真が残っていないので、正確な復元ができるかどうか
ちょっぴり不安です。
ワタクシのレントゲンやCTスキャンなどは膨大な枚数があるというのに。
版画ならば刷り直しをすれば良いのですが、
立体ではそうも行きません。
確か、エディションが5部ほどのマルチプルだったのですが、
他の嫁入り先を把握していません。
あっ、そう言えば、確かそのうちの一点は、
あのNINAGAWA氏のところだったはず。
やっぱり、聞けないよな。
まぁ、いいか。
元と多少違ってもワタクシが作ったことだけは確かなんだから。
と、言うことです。コレクターさん。