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2009年 08月 31日

プレートマーク

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銅版画の周りに少し凹んだ所が見えるのをプレートマークと呼んでいます。
あれは銅版をプレス機に通す時、紙やフェルトを破いてしまわないように
あらかじめ版の周りをヤスリで斜めに落としておいた跡なんです。
自分の身を削って、他者が傷つくのを守るなんて男気を感じちゃいます。
でもそんな犠牲的行為も黙っていれば美しいのに、
しっかりと「これは僕の印さ」と見せびらかすのはね。
人間だったら嫌われちゃいますヨ。
少しでも嫌われないようにとお父さんは銅版の周りを出来るだけきれいにしてあげます。
このきれいになった所をビゾーって呼んでいます。
日本では工芸品みたいにきれいにする人がけっこう多いのですが、
欧米人はあんまり気にしないみたいです。
ちょっとぐらい絵の周りが汚れていようが
紙が少し波打っていようが気にしないようです。
それに比べ、日本人のわたくしは武士道に則って
きれいにするわけです。(笑)
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by fujita-art | 2009-08-31 19:21 | Comments(0)


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