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2014年 02月 24日

1986

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若い頃は自分の作品は一番新しい新作しか興味がありませんでした。
一番いい作品は、次の作品だと思っていました。
年を経てくると、不思議なもので
若い頃の作品も今現在進行形の作品も
同じ輪の中にあるかのように思えるのが不思議です。
美術史の中で眺めてみれば、
30年、40年の違いなど無きに等しいものなのでしょう。
あるいは、若い頃の作品を
他人のもののように客観視できるからかもしれません。

季刊誌の版画芸術という雑誌、2014年春号(3月1日発行)に
特集が組まれることに合わせて、名古屋の画廊で個展が開催されます。
今回は敢えて新作展ではなく、
代表的な旧作による展覧会になります。
特に、DMに使われた1986年の「Warehouse」は
ワタクシの現在の作品の原型のような作品です。
エディションはもう切れていますが、
ap版が一点残っていました。
ぜひ、この機会に欲しい方に手にして頂きたいと思います。
いればですが(笑)。


藤田修 展
- Print works - 《1986 - 2007 》
3月3日(月)〜3月15日(土)
11:00am - 6:00pm 日・祝休廊
3月14日(金) 臨時休廊

M.H.Sタナカ ギャラリー
名古屋市中区栄3-2-3 日興證券ビルBF2
電話 052-269-3751


名古屋の後は東京で新作展が始まります。
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by fujita-art | 2014-02-24 19:46 | Comments(0)
2014年 02月 22日

愛おしいモノたち

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肩が痛い、肘が痛い、腰が痛いと
日に日に中古の身体になって行く今日この頃です。
長い年月を経て、使い込まれたモノたちや
朽ちる寸前の道具たちに
えも言われぬ哀愁を感じてしまうのは
自分の身体の老いに比例するかのようです。
何か大切なものを動かすための名前もないような小さな部品たち
社会の末端で生きている自分に重ね合わせて見ているのでしょうか
愛おしいのです。
もしかしたら、ワタクシ自身が第三土曜日の資源回収日に
出されてしまうのではないかと言う恐怖を隠し、
ガラクタと言われてもいい、
「私は君たちの味方だ」と叫びたい。

工房にまた新しいオトモダチがやって来ました。
待っていなさい。
君たちの何人かは近いうちに、
輝く新しいステージへ立たせてあげよう。
真っ白なギャラリーの壁に誇らしげに飾られる日が
きっと来る。
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by fujita-art | 2014-02-22 18:39 | Comments(0)
2014年 02月 20日

訃報


先日、敬愛する近藤幸夫さんが逝去されたと知らされる。
本当なのだろうか、信じられない思いです。
当時、東京国立近代美術館に勤務されていた時の近藤さんの文書がとても気になり、
自分のことを書いてもらうときは、「この方にお願いしたい」とずっと思っていました。
2005年に執筆を依頼する機会が訪れ、実現した時のことを昨日のように覚えている。
それまでも、個展には良く出かけて下さり、私の仕事の良き理解者の一人でした。
最後にお会いしたのは昨年の春、渋谷のギャラリエアンドウでの個展の時でした。
この時発表した版画集「YOKOSUKA DETAILS」をとても気に入って頂き、
なんと一点購入して下さったのです。
作家や美術館のキュレイター、評論家の方が作品を自腹で購入して下さるとき、
作家にとっては最高の喜びであり、とてつもなく大きな自信に繋がるものです。
今まで、頂いた励ましや、ご指導に心より感謝します。
もっともっと、これから生まれてくる作品を見て頂き、
批評してほしかったと、、、。
ご冥福をお祈りします。

テキスト
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by fujita-art | 2014-02-20 16:30 | Comments(0)
2014年 02月 18日

美術館の展示

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行こう行こうと計画するたびに雪に阻まれ
断念していた、横須賀美術館へやっと行くことができました。
現在「海辺のミュージアムでみる日本画 展」
と同時開催の常設展示の6と7の展示室です。
この二部屋でワタクシの作品が並んでおります。
企画展の「〜日本画展」も素敵ですが、
常設展示室もなかなかの上質展示となっておりました。
デスので、皆様におかれましては、
ついでに見ていただければと思う今日この頃なワケです。
あっ!こんなの見る予定じゃなかった、とか
えっ!何コレ?
とか思われても、それはきっと宝くじに当たったか、
飛行機事故にあったとか、
何と言いましょうか、
つまりその滅多にない出会いと諦めて
境遇を受け入れましょう。
ワタクシの展示は4月6日までで、
途中展示替えがあるとかです。

横須賀美術館常設展示
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by fujita-art | 2014-02-18 21:26 | Comments(0)
2014年 02月 14日

朝の出来事


明け方、外で何だか人の話し声がかすかに聞こえるような。
起きる時間にはまだ早かったけれど、
なんだろうと、夢見心地で窓を開けてみる。
まだ、夜は明け切ってない。
薄明かりの中、辺り一面霧?いや違う。煙だ!
サイレンの音も聞こえてくる。
えっ!火事?どこ?
家中がきな臭い。
あっという間に外に飛び出し、偵察に行く家内。
寒くて家で待機するワタクシ。
偵察隊の報告によると、山の上の家のようだ。
近いといえば近いが、隣というワケではない。
なのに家中が煙の匂い。
換気扇を回す。
雪も降って来た。
この寒さの中に焼け出された人はいるのだろうか?

子供の頃、向かいの家が燃えた時のことを思い出す。
パジャマ姿のまま外に出て燃える家を見ていた。
手には何故かお菓子の入った、大きめの缶を抱えていたのを覚えている。
今朝、燃えた家には子供もいたのだろうか。
みんな無事だといいのだけれど。

それにしても、また雪(泣)。
もう雪掻きやりたくない!
先週は家の周りと工房の前とで腰痛。
Wで腰TWO
雪国の方には笑われるかもしれないが、
雪はバーチャルだけ(見るだけ)でイイや(笑)。
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by fujita-art | 2014-02-14 17:53 | Comments(0)
2014年 02月 06日

30年ぶりの出会い

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なんと30年越しで手にする。
磯見輝夫先生の版画集「初冬の旅」(1983年)
もう、たまりません。
久々に心が震えました。
30年前はお金もなく、
ただギャラリーで見るだけでしたが
今手元にある不思議さ。
実はワタクシ、磯見先生の教え子です。
大学に入る前、5年近くアトリエに通い
造形のなんたるものかを叩き込まれました。
当時はその後、同じ版画を作るようになるとは思いもよりませんでした。
憧れの作品をやっと手にすることができました。
私の展覧会にもことあるごとにご夫妻共々、
出かけてくださる、まさに恩師です。
いい作品を持つと、制作に身が引き締まる思いです。
本物を見て
まだまだ頑張ろうと思うワケです。
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by fujita-art | 2014-02-06 20:54 | Comments(0)