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2009年 08月 31日

プレートマーク

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銅版画の周りに少し凹んだ所が見えるのをプレートマークと呼んでいます。
あれは銅版をプレス機に通す時、紙やフェルトを破いてしまわないように
あらかじめ版の周りをヤスリで斜めに落としておいた跡なんです。
自分の身を削って、他者が傷つくのを守るなんて男気を感じちゃいます。
でもそんな犠牲的行為も黙っていれば美しいのに、
しっかりと「これは僕の印さ」と見せびらかすのはね。
人間だったら嫌われちゃいますヨ。
少しでも嫌われないようにとお父さんは銅版の周りを出来るだけきれいにしてあげます。
このきれいになった所をビゾーって呼んでいます。
日本では工芸品みたいにきれいにする人がけっこう多いのですが、
欧米人はあんまり気にしないみたいです。
ちょっとぐらい絵の周りが汚れていようが
紙が少し波打っていようが気にしないようです。
それに比べ、日本人のわたくしは武士道に則って
きれいにするわけです。(笑)
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by fujita-art | 2009-08-31 19:21 | Comments(0)
2009年 08月 30日

マニフェスト


版画党マニフェスト
1.年収1000万円以上の人は最低毎月一枚以上の版画を買わなくてはいけない。
2.版画家のスタジオ家賃は半額国が負担すること。
3.版画家の税金は作品で物納できること。
4.企業は収益の5%を現存作家の版画作品購入に当てること。
5.国民は版画家をさげすむことなく愛を持って接すること。

党首 だ・ピンチ

衆院選大敗って言うか出てないし(笑)。
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by fujita-art | 2009-08-30 23:44 | Comments(0)
2009年 08月 27日

横浜散策

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こんなに美術ファンっていたんだ。
美術館に行くたびに思います。
横浜へ出たついでに横浜美術館へ。
「フランス絵画の19世紀」展を見てきました。
家に帰って美術館のHPを見たら入場者が10万人突破ですって。
展示されている作品は19世紀の新古典主義が中心です。
まぁ、ルーブルあたりだとおそらくスルーしてしまうコーナーです。(ごめんなさい)
この美術館ブームみたいなものってほんとかな?と疑いたくなります。
なぜ美術館には足を運んでも、無料のギャラリーには誰も来ないのでしょうか。
それにですよ、美術館でどんなに作品が気に入ったとしても自分のものになりません。
ギャラリーで気に入った作品に出会ったら安い値段で買えちゃうんですよ。(ねぇ〜)
作家にだって会おうと思えば会えるし。(まぁ会わない方が良い場合もありますが)
その作家の作品が将来値が出るか、まったく忘れ去られるかって言うスリルもありますし(笑)。

横浜美術館の後はお世話になっている画廊「アトリエK」に寄りました。
そこで イトウ エイジロウ さんという、パリを拠点に活動している若い作家に会い、
作品を見せて頂きました。色の使い方がとっても洗練されていて好感の持てる版画でした。
フランス事情も伺うことが出来、うれしい出会いでした。
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by fujita-art | 2009-08-27 22:00 | Comments(0)
2009年 08月 25日

千客万来

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一度入りたかったけれどなかなか機会が無かった
昭和のにおいプンプンの中華屋に若い来客をさそい入りました。
次々と店をたたむ商店街でずっと生き残っている理由がわかりました。
油ギトギトの厨房と油ギトギトのカウンター、
ガタガタの椅子で食したラーメンと餃子は懐かしい味でうまかった。
工房へ戻り若い二人のゲストとしばらくお喋りしていると、
カスヤの森現代美術館の館長さんと作家の若江漢字さんが工房を訪ねて下さる。
来年、版画作家のシリーズ展示のプランがあると言い、その打診です。
しばらく、熱いポストモダン論に話の花が咲きました。
若江さんの「最後は絵画に戻る」という話と
興味深い新作の話も聞けました。
今日は一日中、ゲストが絶えませんでした。
お約束のポラで一枚、記念写真です。
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by fujita-art | 2009-08-25 20:11 | Comments(0)
2009年 08月 24日

作品写真はめんどくさい

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10月のグループ展の主催者から図録用の作品写真を送りなさい、との連絡。
ブログ用の写真は撮りますが、
資料用の作品写真はいつも画廊や美術館側が必要に応じて撮っているので
ほとんど手元にはありません。
今回出品予定の作品写真は名古屋のM.H.Sタナカギャラリーが
たしか、資料としてまとめていたと思い出し、
早速、問い合わせるとすぐにCDにコピーして送って下さいました。
オーナーの田中さんは写真が趣味で、年賀状や暑中見舞いには
いつも素敵な写真がプリントされています。
早い誠実な対応に大いに助かりました。
若い頃はアトリエの一角に作品写真を撮るコーナーを作っていたこともあるのですが
ちっともうまく撮れないし、めんどくさいので
いつのまにか自然消滅(閉店)してしまいました。


写真は作品「water」  photo by M.Tanaka
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by fujita-art | 2009-08-24 22:36 | Comments(0)
2009年 08月 22日

シルクではありません。

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今でこそカタログ等のデータ欄には銅版またはフォトエッチングと表記されますが
10年ほど前までは、僕の版画はシルクスクリーンと間違って表記されることがよくありました。
これは、写真を使った版画はシルクスクリーンだと思い込んでいる
キュレーターやエディターが多かったからだと思います。
作家は当然の権利として、その訂正を求めるのでしょうが
僕はめんどくさいので放っておきました。
シルクだろうと銅版だろうと技法で作品価値が変わる訳ではないと思っていたからです。

作品を見ると、どうやって作ったかを知りたがる人がけっこういますが、
目の前にあるものが良いか悪いか、
好きか嫌いかだけで見てもらえればいいかなと思っています。
まぁ、そうは言ってもおいしい食事を頂いた時、
レシピを知りたがるのも分からないではありませんけれど。

■写真は工房の新しい壁面です。
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by fujita-art | 2009-08-22 17:39 | Comments(2)
2009年 08月 18日

壁を作った

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壁を作った。
心の壁ではなく、工房の話です。
工房の奥に休憩室のような役割をする小部屋があるのですが
その前に壁を建てました。
壁には目隠し機能もありますが、作品展示スペースが欲しいと思ったのです。
床にも天井にも釘が打てないので
プラ木レンという、コンクリートに床パネルを張っていく道具を使用して柱を立て、
骨組みをつくり、ベニアを打ち付け、最後は塗装仕上げです。
大工仕事はいつやっても楽しいものです。
作品作りと違って、必ず完成があるからかも知れません。

この写真では何がどうなっているのか分からないですね(笑)。
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by fujita-art | 2009-08-18 22:30 | Comments(3)
2009年 08月 16日

帰省ラッシュ、約二名

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毎年この時期のTVニュースでは帰省ラッシュの交通状況が流れます。
帰省する立場ではなく、帰省する子たちを迎える立場です。
二人の子たちはそれぞれ一人暮らしをしているので、
しっかり自立しているかと思えば、
家に帰ると何故かしっかり子供を演じるようです。
上げ膳据え膳のサーヴィスに
帰省が寄生(パラサイト)になってしまうひと時です。
まぁ、親も親にバカをつけて親を喜んで演じる何日間ではありますが。
さぁ、いよいよ明日からは日常の始まりです。
子供らもそれぞれ、目指して歩み始めた道を歩いていくことでしょう。
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by fujita-art | 2009-08-16 23:55 | Comments(2)
2009年 08月 11日

超軽量額縁を作る

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額縁は20年来の付き合いのある額縁屋に作ってもらっている。
相談しながら、いろいろ試行錯誤しながら作ってもらっている。
額は出来るならば、無い方が良い。
個展など、限られた期間だけの展示ならば
あえて額に入れず、裸のまま見せるのも良い。
それでも美術館展示や家庭ではそうもいかない。
額装は作品保護の意味が強いからだ。

10月に横浜でグループ展の参加を予定しているのだけれど
展示場所が元銀行で、歴史的な建物でもある。
僕が選んだ展示場所にグギは打てない。
つまり、額を掛けることが出来ない。
そこで、出来るだけ軽量な額を作り、
肉厚な両面テープのようなもので固定することとした。
当然、軽くするためガラスもアクリル板も使用しない。
作品を支える裏側の板を7ミリのスチレンボードを使ってみた。
これで、かなり軽量化が進んだ。
初めてのことで少し時間もかかりそうだし、
いろいろ実験もしたいので、その展示のための額縁を自分で作り始めた。
よく見れば、やはりそこは素人で、
額縁職人のようにはいかないけれど、
今回はなぜか自分で作ってみたいと思ったのです。
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by fujita-art | 2009-08-11 22:08 | Comments(2)
2009年 08月 09日

緊急入院日記 番外

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日頃仕事に疲れている方、
あふれる情報から逃れたい方、
しばらく自分自身を見つめ直したい方。
三食昼寝付き
エアコン完備。
完全看護の四泊五日のツアー「The入院」はいかが?
モーニングコールあり。
おいしい食事「点滴」もたっぷり用意しております。

五日間の入院中はTVもインターネットの接続も断っておりました。
ですから、柿ピーだか、のりピーだかの騒ぎも知りませんでした。
前半の苦しさを除けば
いろいろ考えることが出来た良い時でした。
まっ、痛みさえなければの話ですが。
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by fujita-art | 2009-08-09 18:09 | Comments(6)