Adam and Eva by Albrecht Dürer
エデンの園の真ん中に
おいしそうな実をつけていた善悪の木のように
いつも通る四つ角に自動販売機が立っている。
誘惑のヴェンディングマシ〜ン。
下唇をかんでもう一度
「ヴゥ ゥェ ン ディング マシィ〜〜ン!」
また買ってしまった。
辺りをうかがう。
震える手でコインを投入。(寒かったのです)
クリスマスの電飾みたいに点滅を始めるブルーのランプ。
心に決めていた一つのボタンに勇気を出して
人差し指を向ける。
お・し・る・こ
あぁ、なんと麗しいネーミング
今日も僕は誘惑に負けてしまった。
もぉ〜!!
缶の底にへばりついたあずきが振っても振っても
とれな〜い(泣)。