日常的に使う道具の一つにカッターナイフがあります。鉛筆を削るのはもちろん、紙のカットからベニヤ板の裁断まで、あらゆる場面で使います。荷解きのとき段ボールに貼られたガムテープはカッターナイフの背を使います。中身を傷つけないためです。木材にノコを入れる前にカッターでガイドを付けてあげるとへそ曲がりでもまっすぐ切れます。薄い半紙のような紙を切るときは、カッターナイフを砥石で研いであげます。カミソリみたいになれば濡れた紙だってきれいに切れます。糊を引いた雁皮紙を切るときもちょこっと砥石を当てるだけでずいぶん違います。カッターナイフの切れ味はいいのに、言葉の切れ味は今ひとつです。
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