いつだって版画作品はなくならない。
例えもし奇特な人が現れて、
作品を買うなどと言うような滅多にはない奇跡な出来事があったとしても、
版画作品がなくなることはない。
それらはたいして売れもしないのにわずかな期待を込めて、
それでも遠慮深く複数存在する証しとして番号が付けられているからです。
つまり、版画は複数あるので一枚は確実に手元に残るのです。
昨日オブジェがまた一つ奇特な人に見初められたと聞く。
もっと喜べばいいのかもしれないけれど、
男親としては複雑でなんだかさみしい気持ちになる。
作ると言うことはワタクシが欲しいもの、見たいものが基本にあるので
何処かに行ってしまうのは嬉しいことだけど
少しさみしい。
だから、気に入って下さった方は娘を大切にして頂ければ嬉しいです。
箱入り娘ですので世間知らずなところがあったり、
変に傷つきやすかったりもしますので、そっと見守って頂ければ嬉しいです。
もし、手に負えないと思った時は、どうぞ美術館なりに預けちゃっても結構です。
やっぱり、マルチプル作品にしておけばよかったかな。
双子、三つ子、五つ子なら、一人残せるもんな。
まぁ、まだまだ若いのだからどんどん子供が与えられるサ、
と、思うようにして、とりあえずまた製作に励みます。
もっとも狭いアトリエから出て行った子が
また戻ってくるのも困るワケですが、、。
それに、もう若くないし(泣)。
■写真はジンバブエに嫁いで行くと言う娘
タイトルは「雨を見たかい」